車のエンジンからカラカラと音が発生した経験はありませんか?
実は、カラカラ音であっても発生する状況にによって原因や解決方法は異なります。
こちらのページでは、エンジンからカラカラ音が鳴る原因や対処法を、状況別に3つに分けて解説いたします。
ご不明な点がありましたら、二戸市のカーネットワークに一度ご相談ください。
エンジン始動直後や低速時にカラカラと音発生する場合、以下の2つの原因が考えられます。
①【プーリー・ベアリングの劣化・破損】
エアコンやウォーターポンプなどによってエンジンからベルトを通して伝えられた回転力を受けている部品が「プーリー」です。
ここにはベアリングが内蔵されているため、プーリーかベアリングどちらかが劣化・破損している場合は回転軸がぶれてしまい、「カタカタ」という金属音が出てしまいます。
②【バルブクリアランスが広がっている】
バルブクリアランスとは、吸気・排気を行っているバルブと、それを動かすシャフトの間にある隙間のことです。これが経年使用などで規定値よりも広がってしまうと、広がった隙間から音が漏れてドライバーまで届く音になります。クリアランスが通常の位置であっても実はカタカタという音自体は発生しています。
ご不明があれば、お気軽に二戸市のカーネットワークにご相談ください。
加速時に「カラカラ」という音が鳴る場合、エンジンの「ノッキング」が原因であると高い確率で考えられるでしょう。これは、点火タイミング前に自然燃焼してしまう「プレイグニッション」と、スパークプラグによって意図しない燃焼が起きてしまう「デトネーション」の2つ理由が考えられます。どちらも、燃料の異常燃焼が共通しています。
そして、高速時のノッキングには注意が必要で、理由は2つあります。
①高速走行時にノッキングが起きた場合(「高速ノック」と呼ばれます)、カラカラ音がエンジン音でかき消されてしまって聞こえない時があるため
②高速ノックの方が不具合が大きいため、症状が悪化しエンジンの破損につながる場合もあるため
上記の理由により、高速時のノッキングは要注意です。
低速でも高速でも関係なくカラカラという音が発生する場合、上記2つが原因ではなく別の原因が考えられます。
①【エンジンマウントの劣化・破損】
エンジンが動かないように車体に取り付けられているエンジンマウントですが、常に小さなカタカタという音が聞こえている場合は、このパーツの劣化を疑った方が良いでしょう。多くの車のエンジンマウントはゴムでできており、路面からの衝撃を吸収できる素材ですが、劣化すると緩衝性や吸収力が低下してしまカタカタというとが発生している可能性があります。
②【ボンネットフードのがたつき】
エンジンやその関連部品ではありませんが、近くから聞こえてくるため間違いやすいのが、ボンネットのがたつきから発生する音です。
事故などの衝撃で外れかかっている場合は激しい音や走行中の様子から判明することもありますが、経年劣化で建付けが少々悪くなった場合には、小さい音がエンジンルーム付近から聞こえてくるよう感じることがあります。
③【その他マフラーの以上や変形が原因】
エンジンよりも少し遠い位置(足元付近など)からカラカラという音が聞こえる場合、マフラーの変形や異常が考えられます。
走行中に異音が止まる場合は遮蔽版の劣化や変形が原因でマフラーが車体と接触している可能性、反対に走行中も聞こえる場合はサイレンサーパイプの脱落やマフラー内部に異物が混じっている可能性が考えられます。
どの場合であっても原因を明らかにして解決するには、専門業者に依頼・相談いただくことをおすすめいたします。
エンジンの異音のことなら、二戸市のカーネットワークに一度ご相談ください。
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